2024.8.22
こはうす日記
【祝】10周年(理事長挨拶)

8月18日、10周年行事での谷口知美理事長のあいさつを紹介します。
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本日は、暑い中、お盆休みの最終日にも関わらず、ご参加いただきありがとうございます。和歌山大学の谷口と申します。こ・はうす設立当初は代表、NPO法人になってからは理事長を務めております。
こ・はうす設立趣意書の「背景」には、こう書かれています。
「2013年6月、「子どもの貧困対策に関する法律」が成立した。2012年の子どもの貧困率が16.3%と過去最悪を更新したことが2014年7月に発表され、「子どもの貧困」への関心は大きく広がった。こんにちの「子ども食堂」急増には、子ども支援の必要性を危機感をもって受けとめた全国各地の市民の善意が背景にある。
2014年12月、ひとり親家庭の当事者や教育、福祉、行政、子育て支援NPOの各分野で子ども・家庭に関わってきたメンバーが集まって準備会を開催した。子育てと仕事を一人で背負って慢性的な過労状態となっているシングルマザーや、親自身の病気や障害、長時間労働、経済的困窮など様々な困難が絡み合い、制度の隙間で困っている子ども・家庭の事例を語り合った。それは他人事ではなく、誰もが直面するかもしれない困難である。今ある制度だけで支えきれない子ども・家庭が確かにこの地域にも存在する。地域の大人として何ができるのか、支え合うための社会資源を増やそうと考えたのは、自然な流れであった」。
私自身、子どもの貧困について知るなかで、和歌山でも何かできないものかと考えていたので、2014年の立ち上げ準備会に参加しました。2015年1月に始動した当初は、子どももボランティアも少ないなかでの手探りでした。
学校との連携については、当初は「特定の団体につなげることはできない」と小学校に言われていたため、江利川さんと越野さんと授業参観日に門の前でチラシ配りをしました。そのとき、「本当にしんどいお母さんは来ないのではないか」と感じましたし、地域にあるはずのニーズをどうつかむかが課題だと感じました。そこから、口コミ、民生委員さん、SSWrさん、そしてメディアを通してこ・はうすを多くの方々に知ってもらえました。地域の校長先生には、「こ・はうすが居場所になっている児童がいるんです、ありがとうございます」と頼りにされるようになりました。
こ・はうすでは、馬場さんはじめ事務局・ボランティアの方々が、子どもと家庭に寄り添い、ニーズをつかみ、活動にしてきました。こむすび塾、にこはうす、2020年以降のコロナ禍では食材支援、ミモザカフェも誕生しました。そして、2021年10月の水道橋崩落による断水。こ・はうすではLINEでの情報提供、飲料水の配布、情報交換と雑談などなど、日頃からのつながりを生かした、地域のNPOとして活動しました。
このように、地域のニーズをつかみ、活動してきた10年でした。これからも「共助」の部分を豊かにしつつ、「公助」(雇用の改善、社会保障の充実、教育費の無償化など)も訴えていきましょう。
今後ともご支援をよろしくお願いいたします。
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