2025.2.20
こはうす日記
【報告】子ども食堂でとりくむジェンダー平等(2024/12/15)

第3回研修「こども食堂でとりくむジェンダー平等」について、ずいぶん遅くなってしまいましたが、報告します。
この研修は、私たちの活動が子どもたち一人ひとりのありのままを尊重できる場所となれるように、ジェンダーやルッキズム、性の多様性などについて基礎的な知識を学ぼう、という趣旨で開催しました。
和歌山県共生社会推進部の職員さん2名に講師に来ていただき、前半は講義形式、後半はグループトークという形で進めました。
アウティングは絶対ダメ。
前半は、性の4要素(生物学的性・性自認・性的指向・性表現)、性は多様でグラデーションがある、(人間は<男性が好きな女性>と<女性が好きな男性>だけではない!)、性の4要素に関わらず、個人を個人として対等に尊重することが重要で、それは「性」だけでなく、年齢、民族、社会経済的地位、障害の有無・・・も同様であること等、動画や過去のニュースも観ながらお話を聞きました。聞きなれないカタカナ言葉もたくさん出てきましたが、わかりやすく説明していただいて頭を整理することができたのではないでしょうか。
ところで、「アウティング」という言葉は、皆さん聞いたことがありますか?
→「本人が自分の意思で、自己の性に関することを第三者に話すこと」をカミングアウトと言います。これに対し、「本人の許可なく、他者の性に関する情報を広めてしまうこと」をアウティングと呼び、絶対にしてはならないことです。
肝に銘じたいですね。
「男の子なのに食器を運んでくれてありがとう」「女の子なのに力持ちだね」??
グループワークでは、日ごろ言ってしまいそうな2つの事例について、グループに分かれて話し合いました。無意識のうちに、あるいは誉め言葉のつもりで使ってしまっているジェンダーバイアスを考えたり、他のスタッフの発言に対してはどのように指摘すると良いか、2グループとも議論が盛り上がりました。

こういうテーマでの研修は今回初めてでしたが、楽しく意見交換できたことはとても有意義であったと思います。また、こはうす以外の子ども食堂や他府県のnpoの方、初めてお会いする支援者の方などの参加もあり、つながりが地道に広がったことも大きな成果でした。
参加者の感想
◆ 性的嗜好のところで、「彼氏できた?」「彼女できた?」だけではなく、「好きな人できた?」も傷つける場合がある、というお話があり、ハッとしました。(恋愛感情を感じない人もいて、みんな多様だから。)つい、口にしていたかも。
自分の中にたくさんの決めつけ、思い込みがあるんですね。気づかせて貰って良かったです。これからも、学んで深めて行きたいです。
◆ 講師のお二人のお話しがとてもわかりやすく、前半の「ジェンダー平等の基本」ではあらためて多様な性について考える機会となり、また最近よく目にする性に関するカタカナばかりの新しい言葉も整理することができました。
後半の「子ども食堂で取り組むジェンダー平等」はワークで初めて会った人同士での話し合いでしたが、初めて会ったとは思えないほどいろいろな意見や考え方を聞き話すことができました。時間があればまだまだしゃべっていたと思います(笑)。学びの多い充実した研修会でした。
◆ ジェンダー平等
私には「ジェンダー」の理解は乏しく、メディアで目にする情報のみでした。今回の研修会に参加させていただき、以前よりは理解できたような…(しかし難しかったです)
私にできる事!
1)個人を個人として尊重する。
2)アウティング(あの人は〇〇だ。と人に言いふらす事)は絶対にしない(こはうす・子ども食堂内でも)
3)大人同士の関係性もジェンダー平等を目指したい
すてきな研修に参加させていただき、ありがとうごさいました。
◆ 今日は、初めての参加で緊張しましたが、お話させて頂けて嬉しかったです。知らない事、知ってはいたけれど私自身まだまだ分かっていない事。色々な見方があって、それぞれの方が日々悩みながら活動されているんだと感じて生活の中で感じていたモヤモヤが少し楽になった気がしました。とても学びになりました。ありがとうございました!!
◆ 今回の研修で、個人的に印象的だったのは『ジェンダーバイアス』についてでした。
生まれつき持っている物を褒める場合、受け手にとっては気にしている箇所を指摘しているかもしれないという事。また周りの人達のルッキズムを助長するかもしれないという事。自分では気づかないのがジェンダーバイアスだと驚きました。
また、本人の意思・努力によって得た物を褒めることは受け手にとって肯定感が生まれ、周りにいる人達にとっても目標になりえるのだと学ぶ事ができました。
誰かに対して違和感を感じたときの伝え方については難しく、答えはないように思えます。
ただ、同じ目的を持って集まったボランティア同士では、情報共有は難しいと思いますが、認識の共有はあってもよいかと思います。自分だけが感じている事かもしれないし、もしかしたら自分の認識違いにも気づけると思います。いずれにせよ相手を否定するのではなく、年齢、性別問わずに言われた言葉を受け取れるようにしていきたいと思います。
今まで何となくいけない事だと分かっていつつ、上手く説明できなかった事を明確にしていただけ、とても学びの多い研修でした。1年を通し、実りある研修をありがとうございました。
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2024年度に予定していた研修は、これですべて終了しました。講師の方、参加して下さった方、本当にありがとうございました!
来年度は、「子どもの権利」を年間のテーマとして学びたいと考えています。具体的に決まったら、このブログやニュースにてお知らせしますので、お気軽にご参加ください。
この記事を書いた人
馬場
わりとしょっちゅう参加しています。子どものつぶやきが好きです。
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